無線技術のデジタル化等様々な技術について

無線における衛星放送の仕組み

無線の時代における衛星放送の仕組み

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1989年に開始された衛星放送は、最初はアナログ方式で始まりました。

 

宇宙にある衛星から映像と音声の2つを送信し、映像はアナログのFM伝送、音声はQPSKという方式を採用し、地上に送信先から宇宙にある衛星装置へアップリンクし、また地上にある無線機を持つ各ご家庭に映像と音声を配信するという仕組みです。

 

衛星放送は、電波の届かない海外から生中継をする際などによく利用されており、始まった当初は、よく衛星放送からの映像と音声に遅れが生じていたことを覚えている方もおられるかもしれません。

 

衛星と地球との距離は3万6千キロ離れていますから、単純に無線機と無線機の間に電波通過する時の時間差、そしてケーブルなどによる遅れの時間差を考慮して、先に送った情報と後に送った情報が、各ご家庭に届く時にうまく整合性がとれるように計算をして送るという技術が必要とされています。

 

衛星は宇宙空間に存在する無線機ですから簡単に燃料補給ができないので、燃料は太陽電池を使用しています。

 

この衛星自体の寿命が数十年であり、燃料である太陽電池も耐用年数が来れば取り換えが必要です。

 

また、衛星は同じ位置に存在をしていないとうまく電波を飛ばすことができませんから、太陽風や地球の引力の影響から、定期的に自分の位置を固定しておくための噴射をするための燃料も必要です。

 

このような精密な技術とメンテナンスが必要な無線機である衛星は、十数年ごとに新しい衛星が打ち上げられて、私たちの家庭に安定した映像や音声、情報が届けられています。


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