カーナビ、時間標準も無線の電波で制御
無線機同士が電波を通して互いに通信をするのが無線技術ですが、この技術を応用したサービスは私たちの日常生活の様々なシーンで目にすることができます。
車のナビゲーションシステムや、最近ではスマートフォンの地図にも搭載されているGPS(Global Positioning System)システムは、地図機能だけではなく、撮影をした写真のデータと一緒に位置情報を残すこともできるようです。
写真のデータを解析することで、この写真はどこで撮影したのか、ソーシャルネットワークシステムに載せると自動的に撮影者がどこにいるのかが通知されるなど、無線機などの媒体を通じて得た情報は、様々な便利な機能に活用されています。
また、GPSは位置情報だけではなく、周波数標準や時間標準としても利用されており、長波の40kHz、60kHzを用いた電波時計用でもこのGPSの機能が利用されています。
このGPSの機能などに使われているのが、宇宙空間を飛んで地球の周りをぐるぐる回っている衛星のシステムで、地球の周辺の6つの軌道面上に合計で24個の衛星が飛んでおり、観測者からは常に4つの衛星が見えるような配置になっています。
この衛星から、L1帯とL2帯の2つの電波を送信しており、L1帯は一般向け、L2帯は軍用の無線機のために使われています。
地上の無線機である携帯電話やカーナビ、スマホで写真撮影をした際などに、衛星からのGPS情報を送信して、無線機などの媒体を通じて私たちが今いる地点を知ることができます。
衛星は数十年に1度のペースで、燃料交換などのために新しいものを宇宙空間に飛ばす必要がありますが、スマートフォンなどGPSを使ったサービスが増えて来た昨今では、ますますその用途も増えてきています。
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